【第1回】まりさとありすのトラップタワー【東方同人ゲームレビュー】
Author:ロッチチ
記念すべき第一回レビューの作品
ですのや☆さんのまりさとありすのトラップタワーのレビューです。
左側マリサと右側アリスの2キャラを動かしつつ、ゴールを目指すゲームですが
やってみると、まず操作が簡単のように見えて意外に難しい。
どちらか片方ならジャンプとアクションボタン、それと十字キーのみだけで
非常に簡潔でわかりやすい操作感覚なのですが、右側と左側でわかれていてもリアルタイム進行なので
2キャラ分の操作が必要となり、慣れない内は操作ミスでガンガン死んで行きます。
序盤のステージはそれでもなんとか頑張れるのですが、やはり
操作を覚えてからが中盤、後半がやはり本番なゲームだと感じました。
題名どおりトラップタワーと謳っているだけあって、トラップの多さ。
床にバネが仕込んであり、吹き飛ばされて針に刺さる場面を何度見たことか
床が抜けて画面外まで落ちていくなんてことも……
こういった様々なトラップが仕掛けてありますが、だからといって即死ゲーという訳でも無く
あくまでもパズルアクション要素が主ですので、最初こそひっかかりますが
床の色が違ったりと、きちんと合図はしてくれているのでそれを受け取る事が出来れば
回避出来る所は多くあり、決して理不尽なゲームではありません。
一見して解答がわかるゲームでは無く、何度かリトライしてようやく解答を出すゲームシステムですので
その分、進め方が分かった時、そしてやはりクリアした時の面白さという物はありますので
なんとか心を折らずにいる、というのが一番です。
そして、このゲームの肝とも言える左右で分かれた画面ですが、これがよく出来ていて面白い。
画面を上下に動かす事が出来るこのゲームでして、この上下は左右は別々に上下し
プレイヤーの頭を悩ます種でもあるのですが、これがあるタイミングで左右を行き来できるように
なる事もあり、非常に面白いシステムで、その分作るのに難儀したという話も聞きました。
自分はパズル要素の強いゲームは、普段殆どやらないのですが
これに触れてみて感想を言うのならば
あれ、面白いじゃん。
と言った所でしょうか
東方という事もありすんなり入る事が出来たのも大きいですが
ちょっとした小ネタや、操作キャラを変えると変わるBGM、愛らしいキャラクターなど
プレイヤーを楽しませる要素も有りますし、
何より、ただただ難しいという訳では無く、面白いと思わせるだけの内容だったのは間違い無いです。
Author:ウェレイ
ですNOOOOOOOO!!!横バネだけは絶対に許さねえ。
ですのや☆さんのまりさとありすのトラップタワーです。
◆あおり◆
ちっちゃくてかわいい魔理沙とアリスを交互に操作してゴールを目指せ!
相方に簡単な指示を出すCALLキーとそれぞれの特殊能力をつかうMAGICキーをうまく使って攻略だ!
◆ゲーム紹介◆
操作キャラクターを変更しながら左右に分けられたトラップタワーを登っていくステージクリア型のアクションパズルです。
矢印ブロックを踏むと対応した色の画面がスクロールするので魔理沙とアリスをスクロールアウトしないように操作しながら(大抵は頂上にある)扉に向かおう。
パチュリーがにとりに作らせたいじわるな即死トラップ(通称ですのトラップ)をうまく回避して、宝箱からパチュリーの本を回収する(奪う)ことが本作品の目的。
1ステージごとに8つの面がありステージごとに本回収のノルマ数があります。8つの面すべてクリアしなくてもノルマを満たすと4人のかわいくて笑えるイベントが起こりまして、それを見終わると次のステージが現れます。
ステージ6まで遊ぶとゲームクリア。エンディングです。そして始まるエクストラモード・・・!
なおすべての面でクリア時に評価をもらえます。普通に遊べばAランク程度ですが、Sランクをとるとその面が金色に輝きます。
◆評価①操作面について◆
素晴らしいのひとこと。
サクサクぬるぬる動きます。テンポもよし。文句なし。
ミスしてすぐリトライできるのはいいですね。
確かに答えが分かったのにキャラクターをうまく操作できないが為になかなかクリアできない面もありましたが、それはですのさんの問題ではなくプレイヤーの問題。
逆にそのつっかえた問題こそクリアできた時に成長を実感できて気持ちよかったです。
◆評価②難易度について◆
ステージクリア型なだけあって特に終盤では難しさがステージごとに差があったのはちょっと残念。
一方で製作期間は半年程度と言っていましたのでそれを踏まえるとむしろ「ちょっと」で済ませたことに感心してしまいます。
ステージ1から徐々に難易度があがっていき、ノルマを設定することで苦手なステージをパスできるようにするなどの工夫が、プレイヤーを成長させしっかりエンディングまで導いています。
ステージ1では各アクションのデフォルトのボタンくらい説明があってもいいんじゃないかと思いましたが、そこさえ目をつぶればチュートリアルなしでプレイヤーにものを覚えさせていく技術はぜひ盗みたいものです。
ですのトラップも多く初見コロシが多いですがそれも終盤にいくにつれ少なくなっていき、笑って遊んでいたのがいつの間にかガチプレイになっていく・・・ おもしれえ。
◆評価③見た目について◆
かわいい。だが死ぬ。うぎぎー
ミスした時に魔理沙とアリスのどっちがどうしてミス判定を得たのかが分かりにくいのは問題と思います。
ミスした際は、魔理沙とアリスは専用の(小さい)モーションをとり、画面内の敵がすべて床を無視して落っこちていくのですが、敵も主人公もミスに関係ないキャラは半透明化してかつモーション停止させるとよかったんじゃないかなぁと思います。
ステージセレクトのときも画面に動きがなく、また面のタイトルも見づらいなどと修正できる点は結構あると思いました。
更に言えばとある面には操作禁止アイコンが出るのですが、あれもうまく東方の世界にマッチさせられたらいいのにと思いました。
見た目に関しては、システムや面白さにこだわったが為に世界の演出までは手が回らなかったのだろうなぁと感じます。
◆評価④音について◆
魔理沙←→アリスと操作キャラを変えるとキャラに合わせてBGMが変更される仕様は素晴らしいですね。
そういう演出はやる気と集中力の維持に一役買ってくれますので実にこのゲームにあった仕様です。
◆評価⑤魅せ方について◆
うまい。本当に上手。見習いたい。
Sランクを全部取ろうとしたりエクストラに挑もうとすると大変な目に会います。
はまってくれた人をやりこませ、満足させる工夫が散りばめられており結果として作品のボリュームアップに成功しています。素晴らしい。
ステージごとの背景の右端にイラストが出るのですが、新しいイラストを見たいが為に次のステージもクリアしてやろうという気持ちになれます。
◆総評◆
僕くらいのゲーマーともなれば簡単かんt・・・ おっぽれー!!
ああくそまたデスノ☆トラップだよ。絶対に許さない!
横バネに触ると隣に鉄球があるからぴちゅーん☆
やーAM3時からAM11時くらいまでぶっ通しでやれるくらい面白いっすね、これ(白目)
サークル「ですのや☆」の作品「魔理沙とアリスのトラップタワー」の公式紹介ページはこちら。気になったら購入してプレイしよう。